


毛髪の構造
毛髪は、毛表皮(キューティクル)、毛皮質(コルテックス)、髄質(メデュラ)からなります。 毛表皮(キューティクル)は、うろこ状の扁平で透明な細胞が重なっていて、対薬品性(パーマ液など)があるのに物理的摩擦(ブラッシングなど)に弱い。
毛皮質(コルッテクス)は、毛髪の主な部分でメラニン色素を持っていて2種類のコルテックスがあり、それが混在していると真っ直ぐの毛になり、偏在しているとくせ毛になります。またその間に間充物質があり、パーマやカラーが作用します。
髄(メデュラ)は、毛髪の中心にあり、細い毛や幼児期には無いものも有ります。
空気の泡を含んで光が反射して白く見えるのが白髪です。
脱毛と毛周期
人間の毛髪は毎日抜けています。それは髪にはヘアーサイクル(毛周期)があって成長期、後退期、休止期を繰り返して生え変わっています。
成長期は、5〜6年 後退期は、1〜2週間 休止期は、3〜4ヶ月
自然脱毛は、毛周期の休止期のため抜ける毛を自然脱毛と言います。1日50本〜100本抜けますが必ず同じような毛が生え変わるので心配は有りません。
異常脱毛は、自然脱毛以外の原因で抜けた毛を言います。毛根検査で異常脱毛があると脱毛症の始まりです。でも次に生えてきますが、必ず細い毛になり毛周期も短くなってくるので最後には目に見えないような産毛になってしまいます。
異常脱毛には、栄養障害、血行障害、毛母細胞の老化・炎症、内分泌障害(自律神経に左右される)ホルモン異常、不潔な頭皮、体質、が主な原因です。